バイオレンスから感動ものまで自在な筆致を駆使し、多彩な作風を誇る新堂冬樹。今回は究極の恋愛小説で勝負する。政治家の愛人だろうが、トップ女優だろうが、百戦錬磨の腕で堕としてきたプロの色事師・俊。「別れさせ屋」の彼はしかし、清楚で妖艶な対象者・栞に惹かれていく。互いの過去が交錯する衝撃の結末!絶対に堕とす男と、絶対に堕ちない女の「究極の恋」。ストーリーは極めて単純。近親相姦を描いたシーンがあるなど、内容はややグロさがあるが新堂氏の他の作品に比べればそれもほんの僅か。 ターゲットを心理学的な分析で口説いていく過程が面白い。
青春時を一緒に駆け抜けた音楽、恋を教えてくれた映画、小さい頃から何度も何度も読み返した本…。
いつだって私の側には本と映画と音楽があった。
そして、現在進行形で刻まれているArikaの日々の「本と映画と音楽の履歴書」。
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