江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。ある日、彼女の元に奉公先の若旦那と恋中になり子を身ごもった呉服問屋の女中・お春は、堕胎処置を施す闇医者おゑんのもとに訪れた。憔悴しきったお春に、おゑんは優しい言葉をかけ、ある帖面を見せてくれた―――。複雑な事情を持つ哀しい女たちに救いの手を差し伸べるおゑんを軸に描かれる、祈りと再生の物語。
青春時を一緒に駆け抜けた音楽、恋を教えてくれた映画、小さい頃から何度も何度も読み返した本…。
いつだって私の側には本と映画と音楽があった。
そして、現在進行形で刻まれているArikaの日々の「本と映画と音楽の履歴書」。
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