名も無き世界のエンドロール/行成 薫 (著)

カチカチに固まった世界を動かすためには、ショックを与えないといけない―――。小学生の頃からドッキリを仕掛けるのが生き甲斐のマコトと、それに引っかかってばかりの俺は、小学校時代からの腐れ縁だ。30歳になり、社長になった「ドッキリスト」のマコトは、「ビビリスト」の俺を巻き込んで、史上最大の「プロポーズ大作戦」を決行すると言い出した。一日あれば、世界は変わる。男たちの命がけの情熱は、彼女に届くのか? 大いなる「企み」を秘めた予測不能の第25回小説すばる新人賞受賞作。

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