子どもは育つ。こんな、終わりかけた世界でも―――。七十歳を過ぎても、育児中に始めたマタニティスイミングの指導員を続ける晶子。家族愛から遠ざかって育ち、望まれない子を妊娠、たった一人で出産を迎えようとするカメラマンの真菜。全く違う人生が、震災の夜に交差する。食べること、働くこと。子供を産み、育てること。世代の違う二人の物語を丁寧に紡ぎつつ、戦前から現代まで時代とともに変わりゆく女性たちの生を凝視した渾身の長編小説。
青春時を一緒に駆け抜けた音楽、恋を教えてくれた映画、小さい頃から何度も何度も読み返した本…。
いつだって私の側には本と映画と音楽があった。
そして、現在進行形で刻まれているArikaの日々の「本と映画と音楽の履歴書」。
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