思わずドキッとするタイトルだが、これは一年を通して演じ続けてきた平清盛の生き様に照らしたもの。たとえば敗者の烙印を押されようと、理想を高く掲げて挑戦したい…という彼の決意表明でもある。デビュー時のオーディション秘話から、仕事がなかったバイト時代の焦燥、立会い出産の興奮、役作りの苦悩まで。どんなに高い壁にぶつかっても前を向き続ける志の源を赤裸々に綴る日記。残念ながら大河ドラマはじまって以来の低視聴率を記録したという「平清盛」。その事に関して言い訳をしたり愚痴ったりすることなく、みずからの演技プランやスタッフキャストに対しての感謝の気持ちに、清清しささえ感じました。演技に対するまっすぐな想いや、色々なエピソードが、飾らない本人の言葉で綴られていて、引き込まれました。
青春時を一緒に駆け抜けた音楽、恋を教えてくれた映画、小さい頃から何度も何度も読み返した本…。
いつだって私の側には本と映画と音楽があった。
そして、現在進行形で刻まれているArikaの日々の「本と映画と音楽の履歴書」。
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