■展開も面白く一級のサスペンス作品
二人の最高判事が一夜のうちに続けざまに殺された。検察官を目指し法科に通うダービーは、世間を騒がす最高裁連続殺人に関する自分なりの説をまとめ文書を作った。それがいつの間に国家の上層部の黒幕の目に触れ、“ペリカン文書”と名付けられ、彼女は命を狙われる。恋人でもあった恩師は殺された。孤立無援の彼女を助ける者は新聞記者のグレイ・グランサム(D・ワシントン)に事情を説明する。半信半疑だったグランサムも、情報の裏をとるにつれ、ことの重大さに驚く。果たして巨大な力から二人は逃げきれるか。果たして事実は公になるのか――。
ジョン・グリシャムのベストセラーをジュリア・ロバーツ主演で映画化したサスペンス・スリラー。ジョン・グリシャムが「法律事務所」に続き著した第2弾。ストーリーの展開も複雑で面白く、テンポといいスリルといい、一級のサスペンス作品。社会派サスペンスを手がけることで知られるアラン・J・パクラ監督が、小説の完成前に映画化権を買い取ったというだけあって原作には忠実で、その面白味が十二分に生かされている。
ジャンル:サスペンス/ミステリー
製作国:アメリカ
製作年:1993年
初公開日:1994年4月29日
上映時間:141分
出演: ジュリア・ロバーツ, デンゼル・ワシントン, サム・シェパード
監督: アラン・J・パクラ
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