邦画アニメ『魔女の宅急便』

■「そういうときはジタバタするしかないよ」(BY-ウルスラ)


「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」の宮崎駿監督が、魔女の少女が魔女になるための修行をしていく過程で様々な経験を積み成長していく姿を描いた長編アニメーション。13歳の魔女キキは、古い一族の掟に従い、黒猫ジジと修業の旅に出る。そして、海辺の大きな街で修行をすることに。箒で飛ぶ以外に能がないのキキは、空飛ぶ宅急便を始める。しかし、最初の仕事でいきなり荷物を無くしてしまう……。

魔女という特異な存在が人々に普通に受け入れられているというシュールな世界観でありながら、それが全然変に感じられない。あり得ないことをあり得ないと思わせない、その説得力こそが宮崎アニメのすごさだろう。何度も観ているが、観る時期によって視点や感じ方がまったく違う作品だと思う。キキが飛べなくなるというスランプは誰にでもあり得ることだと思っていて。そんなキキにかけるウルスラの言葉「そういうときはジタバタするしかないよ」は沁みます。

ジャンル:ファンタジー/魔法

製作国:日本

製作年:1989年

初公開日:1989年7月29日

上映時間:112分

監督:宮崎駿


〈キャスト〉

高山みなみ(キキ/ウルスラ)

佐久間レイ(ジジ)

戸田恵子(おソノさん)

山口勝平(トンボ)

加藤治子(老婦人)


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