夜露死苦現代詩/都築 響一 (著)

詩は死んでなんかいない。ストリートという生きた時間が流れる場所で、詩人とは一生呼ばれない人たちが、現代詩だなんてまわりも本人も思ってもいないまま、言葉の直球勝負を挑んでくる…寝たきり老人の独語、死刑囚の俳句、エロサイトのコピー、暴走族の特攻服、エミネムから相田みつをまで。文庫化にあたり谷川俊太郎との対談、作詞家・吉岡治のインタビューを含む長いあとがきを増補。都築 響一の本は、自分が納得していることしか本にしていないので違和感がない。編集されたお行儀のいい言葉じゃなくて、いい意味で精査されていない言葉が集積されていて中毒になる。

0コメント

  • 1000 / 1000