『旅の窓』とは、「旅を続けていると、ぼんやり眼をやった風景のさらに向こうに、不意に私たちの内部の風景が見えてくることがある」と語る著者。アジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸など81編の小さな物語が、心に静かに響く。マラケシュのホテルで見た「待つ女」、ローマで旅愁を覚えた終着駅、カトマンズで胸をしめつけられた裸電球――。旅のワンシーンをそっと切り取った抒情的な写真を1点ずつ81枚添えられており、印象的だ。沢木耕太郎「もうひとつの旅の本」。
青春時を一緒に駆け抜けた音楽、恋を教えてくれた映画、小さい頃から何度も何度も読み返した本…。
いつだって私の側には本と映画と音楽があった。
そして、現在進行形で刻まれているArikaの日々の「本と映画と音楽の履歴書」。
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