かぜまち美術館の謎便り/森晶麿

*夭折したはずの画家から届いた絵葉書――。


香瀬町の「かぜまち美術館」館長に就任したばかりのイクメンでカリスマ学芸員のパパと保育園児の娘のかえでちゃん。隣人のカホリはかえでの通う保育園の先生。18年前、カホリの兄で絵描きの卵だったヒカリは亡くなった。死んだはずの兄から届いた絵葉書が封印された町の過去、絵に託した思いを読み解き明かしていく――。

寂れゆく町に引っ越してきた、オアシスのような父娘コンビが、ピカソ、マティス、ゴーギャン、シャガールらの名画解釈をもとに、夭折の天才画家が絵に込めた想いを読み解き、その最期の真相に迫る!

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