さえない小山のぶおは崖から突き落とされ、病院で目が覚めると、冴えないオタクだった僕の見た目は、イケメンの高校生・高橋真治の体に移り変わっていた。そうだ、教室の机に入れられた手紙で呼び出され、僕は誰かに崖から突き落とされたのだった……助けに入ったイケメンと一緒に。
犯人は同級生の誰かに違いないと退院した僕は、元いたクラスに転校生として潜入した。
一体、誰が僕を殺したのか?
僕は、僕を殺したクラスメイト探しを始める――。
調べ進める僕のもとに「真実を知る者」からメールが届き…。文化祭の夜にすべてが明らかになるが、切なさと驚きに満ちたラストが待ち受ける、傑作長編ミステリー。
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