この君なくば/葉室 麟(著)

さわやかな風が吹き抜けたかのような読後感を生む時代長編。幕末維新の世において、自身の思いをどうまっとうするのか。日向の小さな藩に属する下級武士と、男に思いをよせる2人の対極的な女性、三者三様のまっすぐさで激動の時代と向き合う10年余りが描かれる。

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