📚フィクション
時代は18世紀のフランス。横領の罪に問われた商人の病弱な娘は、いかにして宮廷の頂点に上り詰めたのか。美しさが追い求められた18世紀に世界から愛された、美貌の持ち主・ポンパドール侯爵夫人を描いた長編。2008年から2009年に雑誌連載され、コミック化もされた小説の単行本化。
【目次】
プロローグ
第1章 野心
第2章 戦い
第3章 運命
エピローグ
【著者について】
小説家。93年『ジャガーになった男』で小説すばる新人賞、99年、『王妃の離婚』で直木賞を受賞。デビュー以来、主に中世から近世にかけてのヨーロッパ史の歴史小説を数多く手がけ、最近は日本、アメリカを舞台にした作品も執筆している。史実への深い洞察をもとに、緻密な作風と奇想天外な物語性、登場人物の生き生きとした性格描写で読者を魅了する。その独特の文体のファンも多い。現在、集英社で『小説フランス革命』シリーズ全12巻を刊行中。
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