📚フィクション
光りかがやく川のほとりで日々を過ごす少年たちにも、別れの季節がやってきた――。いつも川で漁をするヨータ、ミツオ、ノリ子、ヤスヨたち。その日々を中心に少しづつ変わりゆく村のすがた、親の苦悩、別れの悲しみなどを水彩画のように描き出す。名作『四万十川』の作家が16年ぶりに復活、混迷するこの世界に贈るたましいの「ふるさと」へのよびかけ。
文藝賞と坪田賞受賞をダブル受賞した児童文学の名作『四万十川ーあつよしの夏』から約25年。四国・高知に生まれ育った著者の16年ぶりの書き下ろし。
👑第4回(1988年) 坪田譲治文学賞受賞
大自然に生を学ぶ少年と、その家族の貧しくも輝やかしいひと夏。
人間のきずなを問いかえす感動名篇。
文学の始源を甦らせる本格派新人誕生。62年度文芸賞受賞作。
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