夜の隅のアトリエ/木村紅美(著)

どこか知らない町で何者でもなく生きよう。そう願った真理子は北国へと逃げる。家主の若い男、ホテルの館主との関係は。

若手屈指の文章家として知られる著者が、がらんどんで妖しい実存的生を描ききる。主人公のうつろな心がほの暗い魅力を放つ、長編純文学。

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