朝が来る/辻村 深月(著)

長い不妊症の末、養子縁組の民間団体を介して養子をもらう決断をした栗原夫婦。現在、5歳になった朝斗と3人で幸福に暮らしていたが、朝斗の産みの親だという女が現れ、「子供を返してほしい」と要求する。女の本意は? 子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、 それぞれの人生を丁寧に描いたミステリー。普通とは何か? 命の重さとは? 出産を巡る女性の実状を描いた物語。

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