『決戦!関ケ原』に続くシリーズ第2弾の舞台は大阪城。戦国最終決戦を描くは7名の作家陣。葉室麟×淀殿、冲方丁×豊臣秀頼、伊東潤×福島正守、天野純希×松平忠直、富樫倫太郎×近江屋伊三郎、乾緑郎×水野勝成、木下昌輝×真田幸村。各作家独特の視点を堪能したい。
著者について
葉室 麟
1951年福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者などを経て、2005年「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞し、作家デビュー。2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。他の著書に『春雷』『山月庵茶会記』など。
冲方 丁
1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞し、作家デビュー。2003年、第24回日本SF大賞を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、2012年『光圀伝』で山田風太郎賞を受賞。他の著書に『はなとゆめ』など。
伊東 潤
1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に勤務後、執筆業に転じる。2013年『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞、2014年、同作で第1回高校生直木賞、『峠越え』で第20回中山義秀文学賞を受賞。他の著書に『池田屋乱刃』『死んでたまるか』など。
天野 純希
1979年愛知県生まれ。愛知大学文学部史学科卒業。2007年『桃山ビート・トライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。2013年『破天の剣』で第19回中山義秀文学賞を受賞。他の著書に『信長 暁の魔王』『覇道の槍』など。
富樫 倫太郎
富樫倫太郎(とがし・りんたろう)
1961年北海道生まれ。1998年『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞し、作家デビュー。「陰陽寮」シリーズなどの伝奇小説、「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」シリーズなどの警察小説、「軍配者」シリーズをはじめとする時代・歴史小説など、幅広いジャンルで活躍。他の著書に『風の如く 吉田松陰篇』『白頭の人』『土方歳三』など。
乾 緑郎
1971年東京都生まれ。2010年『忍び外伝』で第2回朝日時代小説大賞、『完全なる首長竜の日』で第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、作家デビュー。他の著書に『機巧のイヴ』、『思い出は満たされないまま』など。
木下 昌輝
1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒業。ハウスメーカー勤務後、フリーライターとして関西を中心に活動。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞する。2014年、受賞短篇を含むデビュー作『宇喜多の捨て嫁』が第152回直木賞候補となり、2015年、同作で第2回高校生直木賞を受賞 。
0コメント