*女性シンガー・ソングライターの草分け的存在、金延幸子のソロ・デビュー・アルバム♪
ギターを弾きながら歌う女子の原型のような存在。歌詞の内容がなんだか当時の女の子の日記を勝手に読ませてもらってるようで、ドキドキします。飾っていないからリアリティがあって、大人のお姉さんは、こういうことを考えているのかと思う。透き通る金延幸子の声と、それを浮き立たせる生楽器の演奏。素朴で自然な音楽が心地よい。加工されていない生声、生の楽器の音、それらの産み出す空気が伝わる音楽を聴きたい方にお薦めします。澄んだ歌声で”日本のジョニ・ミッチェル”とも言われたが、’72年に細野晴臣がプロデュースでこの1stアルバムを発表後アメリカに移住。今聴いても、やっぱりジョニ風だけど(笑)、こちら側が歳を喰ったからか、落ち着いたニュアンスが、しっかりと伝わってきて、なかなか良いではないかと70年代の音楽を見直す。
ディスク:1
1: み空
2: あなたから遠くへ
3: かげろう
4: 時にまかせて
5: 空はふきげん
6: おまえのほしいのは何
7: 青い魚
8: 雪が降れば(ようこさんにささげる)
9: 道行き
10: はやぶさと私
11: 春一番の風は激しく 1
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