人間のもっとも古い伴侶にして身近な他者──「犬」。古代叙事詩から現代の小説、SFそして映画と漫画に至るまで、「犬」のイメージの変遷を辿る。文学や映画における犬の表象の因果・意味を簡潔に筋を通して論じており、どれも牽強附会なところが見当たらないのがすばらしいと思った。犬好きにはたまらない一冊であること請け合いだが、ただの文学・映画好きにも意に適う内容になっている。『すばる』の好評連載を単行本化した、博覧強記・四方田犬彦による古今東西文学エッセイ集。
青春時を一緒に駆け抜けた音楽、恋を教えてくれた映画、小さい頃から何度も何度も読み返した本…。
いつだって私の側には本と映画と音楽があった。
そして、現在進行形で刻まれているArikaの日々の「本と映画と音楽の履歴書」。
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