■第65回アカデミー賞(R)オリジナル脚本賞受賞
巧みストーリー展開で全世界を騒然とさせ、 数々の賞を受賞したニール・ジョーダン監督による秀作サスペンス。
IRA(アイルランド共和軍)のテロリスト・ファーガスらは、英国政府に仲間の保釈を要求するため、人質として英軍の黒人兵ジョディを誘拐した。ファーガスがジョディの見張りをするうちに二人の間には友情らしきものが芽生え、ジョディは「もし自分が死んだ時はロンドンにいる恋人に会いにいってくれ」と懇願する。アジトが英軍の奇襲攻撃にあい、結局ジョディは死んでしまう。ファーガスは約束を果たすべくロンドンへ旅立つが、彼の運命は二転、三転することに…。
”三つ子の魂百まで”ではないが、ジョディがファーガスの性格を見抜き、カエルとサソリの童話を話すシーンが印象的。ほのぼの路線の映画。巧みなストーリー展開で全世界を騒然とさせ、 数々の賞を受賞した極上のエンタテインメント作品!全く先が読めない展開で、見て損はしない。こういう作品を「いい映画」っていうのかな? バラしてはいけない秘密がある映画、ということで話題となり、ニール・ジョーダン監督の名を一躍有名にした作品。その秘密、実は別の映画でバラされちゃってて(「ホット・ショット2」)、そのせいで十分には楽しめなかったのが少々悔やまれますが、知らずに観ていたら、確かに驚いただろうな…。知らない衝撃だけではなく、すごくよくできている構成。アカデミー賞では脚本賞を受賞しているだけはある。冒頭からの展開はすごく面白く、どうなるのかと思ったら、まったく予想しない展開に話が進んでいくという感じ。ある話があり、そんなにたいしたことはないのだが後半にも同じ話がでてきて比喩だが、なにかインパクトに残る。サスペンスとしてとらえると少しテンポがたりないと思うが、どのジャンルといえない感じの作品なので個性的でこれはこれでいいと思う。何もかもを知った2回目の鑑賞は別の視点から観ることができる。甘く危険なゲームの結末は、誰にも予想できない―。
ジャンル:サスペンス/ドラマ
製作国:イギリス
製作年:1992年
初公開日:1993年6月19日
上映時間:113分
出演: スティーヴン・レイ, ミランダ・リチャードソン, フォレスト・ウィッテカー, ジェイ・デヴィッドソン
監督: ニール・ジョーダン
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