アカシア/辻 仁成(著)

*2005年発売作品。


★また重たい世界の彼方にこそ本物の救済があるのかもしれない



人が人を愛するってどういうことだろう。


私たちはまだ信じ合うことは可能か?


もしそれらが全く失われてしまっているとしたら、どうすればいいのだろう。


そんなことを考えさせる五つの短編である。


描かれている世界はどれも重い。


共通するのは現代社人の孤独な姿だ!!


アカシアという表題には、小説を通して人間への希望を探ろうとする、作者の真摯な姿勢を感じさせてくれる。

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