結婚10年目、お洒落にも外出にも興味を持った妻の関心は、夫の愛情が自分にあるかどうかということのみだった。気晴らしを否定し、悩むぬいた女の辿り着く先は――。互いへの疑いや気づまりの念を交互に独白してゆく。やがて二人は呼応するかのように、社会にではじめの頃、大学生の頃、高校生の頃、子供の頃の記憶をさかのぼり、行き着いたのは……。女子大生ミカの不敵な挑戦を描く「パーティーでシシカバブ」併録した作品集。
青春時を一緒に駆け抜けた音楽、恋を教えてくれた映画、小さい頃から何度も何度も読み返した本…。
いつだって私の側には本と映画と音楽があった。
そして、現在進行形で刻まれているArikaの日々の「本と映画と音楽の履歴書」。
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