暮れていく愛/鹿島田 真希 (著)

結婚10年目、お洒落にも外出にも興味を持った妻の関心は、夫の愛情が自分にあるかどうかということのみだった。気晴らしを否定し、悩むぬいた女の辿り着く先は――。互いへの疑いや気づまりの念を交互に独白してゆく。やがて二人は呼応するかのように、社会にではじめの頃、大学生の頃、高校生の頃、子供の頃の記憶をさかのぼり、行き着いたのは……。女子大生ミカの不敵な挑戦を描く「パーティーでシシカバブ」併録した作品集。

0コメント

  • 1000 / 1000