マクベス(シェイクスピア名作劇場4)/ウィリアム・シェイクスピア(原作)、安藤洋(文)、佐竹美保(絵)

*シェクスピア生誕450年を記念して誕生した新シリーズの第4弾!


シェイクスピア四大悲劇の中でも、最高傑作と評価も高い『マクベス』。フォレスへの道すがらマクベスは3人の魔女から謎めいた予言をうけた。最初はその予言を信じていませんでしたが、そのうちの一つの予言が当たり・・。

3人の魔女の予言は、予言というよりはそう仕向けられと言ってもいいくらい、それを聞いた踊らされたマクベスが可哀想ですらある。そして最後にバンフォーの息子フリーアンスにする忠告は過去の自分に言ってやりたい言葉でもあるのだろう。バンフォーの幻を見るシーンは迫力がありました! このシリーズはだいぶ斉藤さんのアレンジも多々あるが、一冊の本としてとても楽しく読むことができます。 不気味な魔女の予言ン委翻弄され、狂気の世界に堕ちていく男の恐ろしくも哀しい物語は、シェイクスピア入門編としても最適です。

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